20XX年、世界は大規模な内戦が頻発し、その後超軍縮時代に突入した。
冷戦の世界情勢の中、各国では熾烈な情報戦が繰り広げられ、
日本では警察が軍事化し巨大組織となっていく。
国内でも暗黙の元に殺人を許された特殊な公安、警察省警備庁・特別公安局外事五係を設立し、
救世主となるスパイを養成した。

五係及び所属する公安工作員は、通称”サクラ”と呼ばれ、
”サクラ”を育成する機密学校を”チャーチ”と呼んだ。
チャーチに入学しサクラになれば、国籍も過去の経歴も抹消され公式には存在しない者とし
て扱われ、仮に任務中に死亡しても一切の証拠を残してはならない。

チャーチには絶対規律がある。

”サクラ”(生徒)は、”チャーチ”について沈黙を守らなければならない。
”サクラ”(生徒)は、”チャーチ”を出れば二度と接触してはならない。
”サクラ”(生徒)は、任務を失敗したサクラ(生徒)を救助してはならない。
”サクラ”(生徒)は、友人や恋人になってはならない。

ただし、「メサイア」 と呼ばれるただ一人を例外とする。
「メサイア」だけが、国からも組織からも見捨てられたサクラを救いに行くことができるのだ。

−メサイア−

スパイは他者を裏切り裏切られるのが常であり、任務に失敗すればソレは即ち「死」を意味する。
このような世界で基本的に頼れるのは自分だけであるが、
サクラになる為に訓練を積む「候補生」たちの間において、ある一人がコレと見定めた別の一人と
「任務に失敗した時は、どんな事があっても互いを救う」という約束が交わされるようになった。
この約束を取り交わした相手を絶望的な状況から救い出してくれる「救世主」になぞらえ、
“メサイア ”と呼ぶ。

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©️MESSIAH PROJECT